
公務員は医療保険と生命保険は掛けないとだよね?

公務員の保険って月いくらが妥当?
こんな風に悩まれている方も多いのではないでしょうか?
お金が余るほどある方であれば、好きなだけ高額な保険を掛けられますが、そんなことは非現実的ですよね。
皆さんは保険の役割について考えたことはありますか?
ここを考えず「周りが入っているから…」と保険に加入している方が多い印象です。
実は、保険の本質を理解すると無駄な保険に入らずに済みます。
人によっては月数千円〜数万円の節約につながることも珍しくありません。
そんな私も保険の本質を理解して見直しを行い、約年間100万円ほどの保険料を浮かせることができました。
月々の支払いが大きくなりがちな保険料を抑えられるとかなり家計が楽になりますよ。
そこで今回は以下の3点を詳しくご紹介します。
- 公務員における保険とは
- 公務員が保険以外で備える方法
- 公務員がハマる保険の勘違い
今回の内容を理解できれば、不要な保険がわかり、今後も入らずに済むようになります。
ぜひ、参考にしてみてください。
公務員における保険とは
保険にはどんな役割があると思いますか?

それはもちろん、不安を解消してくれるものだよね?
こんな人、多いのではないでしょうか?
実は保険は「なんとなく不安で…先がわからないから…」というような感情で入ってはいけません。
そんなことを言っていては、世の中のすべてのものに備えるようになってしまいます。
結論、保険は
「起きる可能性は低いが、起きたら大損失」(確率低×損失大)のときにだけ有効なんです。
例えば…
- 事故で相手が重い障害に
- 家が全損してしまった
- 一家の大黒柱が亡くなった
それぞれ起こる確率は低いですが、起きてしまうと数千万以上のお金が必要になります。
そうなると自分自身だけでなく家族や身内にまで影響を及ぼし、生活が破綻してしまいます。
この場合に保険はとても有効的です。逆を言うとそれ以外は保険で備える必要はないと言うことです。

え?じゃあどうやって備えるの?
実は貯蓄で備えていきます。公務員のような安定している職業には最適な方法です。
公務員が保険以外で備える方法
保険以外の場合には「貯蓄で備える&できるだけ避ける」で備えていきます。
確率高×損失小 → 貯金で対応
「起こる確率は高いけれども、損失は少ないパターン」は貯蓄で備えていきます。
身近な出来事で言えば「スマホを落として画面が割れる」などが当てはまります。

でも仕事でよく使う私にとっては大損失かも…
そう思う人もいるかもしれませんが、保険において感情は入れずに冷静に考えましょう。
スマホの画面が割れて修理しても数万円で済みます。数千万以上の損失はまず出ません。この場合には貯蓄で対応していきます。
確率低×損失小 → 貯金で対応
「起こる確率が低く、損失も少ないパターン」も貯蓄で備えていきます。
身近な出来事で言えば「洗濯機が壊れる」などが当てはまります。

でも新型の洗濯機は何十万もするよ?
確かに洗濯機以外の家電製品でも数十万することも多く、決して安い金額ではありません。
しかしこの程度の金額・確率のために保険を掛けると、保険料がムダになることが多いです。
実際に家電製品は10年ほど使う方が多く、もし1〜2年で壊れてしまった場合にはメーカー保証が適用されることが多いです。
延長保証はたかが数千円かもしれませんが、そこを厳しくチェックしていくことが大切です。
確率高×損失大 → 避ける
最後の「起こる確率が高く、損失も大きいパターン」は避けるようにしましょう。
身近な出来事で言えば「危険な場所に行く」などが当てはまります。

危険と分かってたら近づかないことだね!
事故や災害などの突発的で避けられないもの以外で、事前に危険と思われることはできるだけ避けましょう。
スカイダイビングなども当てはまりそうに思えますが、実は死亡率はかなり低いためここには該当しません。
公務員がハマる保険の勘違い
- 勘違い①:損得勘定で保険に入る
- 勘違い②:医療保険の加入は必須
- 勘違い③:月々の保険料で決める
勘違い①:損得勘定で保険に入る
「保険で得した!」こんな声もよく聞きます。でもよく考えてみると「保険で得する」という考え自体が本質からズレてます。そもそも保険は損するものです。
保険は、確率低 × 損失大の場合にのみ入るものだと説明しました。
ほぼ起きないが、もし起きても人生が破綻する可能性をゼロに近づけてもらうサポートを保険会社にしてもらっていて、その代わりにお金を払っているので損する前提です。

お守り買ったら宝くじ当たった!みたいな感覚でした…
ちなみにCMなどでは「保険に入ってて助かった」とよく謳ってますが、それは金銭面で助かっているだけで、もちろん病気や怪我などが治るわけではありません。
混同しないようにしましょう。
勘違い②:医療保険の加入は必須

医療保険も絶対必要だよね!
こんな方も多いと思います。確かにケガや病気で入院が必要になると高額な医療費がかかる場合もあります。
とある例での入院費は以下のとおりです。
このように見ると「入院費が出る医療保険に入らなくちゃ!」と焦る気持ちもわかりますが、これには前提条件が抜けています。それは「健康保険」です。
健康保険があることで月の支払い上限が約10万円程度に抑えられます。従ってこの場合は、約19.8万円→10万円になります。さらに公務員の場合は上限額がもっと低く設定されています。
この辺りは、こちらの記事でより丁寧に解説しています。
勘違い③:月々の保険料で決める

保険料が月1万円って高いですか?

月2,000円は不十分でしょうか?
このように、保険料だけで判断していませんか?
私は「保険は全て無駄」「少ない方が絶対に良い」とは思っていません。必要保障がきちんと掛かっているのであれば、金額は関係ないと考えています。
なので、1万円でも5万円でもその人に本当に必要なのであれば適切な金額ですし、500円でも1,000円でも自分に合った保障内容であれば足ります。
そのため、人によって・ライフステージによってその都度変わります。同じ人でも年齢や家族構成によって保障内容の削除や追加が必要になり、一生同じと言うことは避けなければいけません。
今の自分はどのくらいの保障金額が必要なのかが知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ:公務員は保険料を抑えやすい
今回は、公務員向けに保険の本質について紹介しました。前提条件として、抑えておかなければならないのは「保険の役割」です。
「起きる可能性は低いが、起きたら大損失」
(確率低×損失大)のみに有効

『大損失=数千万以上の損失』だったよね!
それ以外の事態には、以下のような方法で対応するのが基本です。
- 確率高×損失小 → 貯金で対応
- 確率低×損失小 → 貯金で対応
- 確率高×損失大 → 避ける

貯金で対応するために家計管理が必須だね!
そして保険に入るときにハマる3つの勘違いについても紹介しました。それは次の3つです。
- 勘違い①:損得勘定で保険に入る
→保険は損するのが当たり前 - 勘違い②:医療保険の加入は必須
→日本国民には健康保険がある - 勘違い③:月々の保険料で決める
→人・ライフステージで変わる
今回の内容は「保険の本質」、しっかりと理解する必要があります。
理解を深めることで、自分に最適なコスパのいい掛け方が必ずできます。
収入が安定した公務員だからこそ、地盤をしっかりと固めることで余裕のある生活が実現可能ですので目指して頑張りましょう。
以上です!
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