たくさん寝たはずなのに疲れる…
私はショートスリーパー!
「理想の睡眠時間は〇〇時間!」なんてよく聞きますよね。でも人によって理想の睡眠時間は違うのはご存知でしたか?
また同じ人でも、年齢や季節によっても変化することもあります。
そこで今回は「自分に合う理想の睡眠時間の見つけ方」について詳しく解説していきます。
適正な睡眠時間
20歳~59歳(成人世代)の適正睡眠時間は個人差や年齢、日中の活動量による補正を考慮しても約6~9時間程度です。
また複数の調査研究から生活習慣病・うつ病・死亡に至る危険性が最も低いのは7時間前後だということがわかっています。
睡眠時間が短い人
睡眠時間が毎晩平均6時間未満にもかかわらず、健康に異常がない人のことをショートスリーパー(短時間睡眠者)といいます。
睡眠障害国際分類では「正常範囲の異型」と定められ、短時間睡眠でも健康を損なわない・寿命が短くならない・日中のパフォーマンスが低下しないのが特徴です。
海外の調査によると睡眠時間が5時間未満の割合は、女性が4.3%、男性が3.6%と報告されています。
睡眠時間は長くても危険
たくさん眠ればそれだけ体にいいと勘違いしている人も少なくないと思います。
しかし、眠りすぎも実は害になる危険性があります。(体質・持病などの特別な場合は除く)
一般的に9時間以上の睡眠は眠りすぎと判断され、以下のような影響を受けます。
・体内のリズムが乱れ、倦怠感や頭痛を引き起こす。
・活動量が低下し肥満、脳卒中、心臓病のリスクが高まる。
・入眠時間が伸びる、睡眠中の途中覚醒を引き起こす。
・認知症(アルツハイマー病)の発症リスクが高まる。
・同じ姿勢が続くことで腰、肩、首に影響する。
睡眠時間は年齢・季節でも変わる
ある研究によると、年齢と共に必要な睡眠時間が減少するという報告がされています。
加齢により体内時計が変化して早寝早起きになり、尿意や周囲の物音などで目覚めやすくなるとされています。
また季節によっても変化し、日照時間が短くなることでメラトニンの分泌が促進されることが要因とされています。
最も日の短い12・1月に最も長く、6・7月の初夏に最も短くなることが分かっています。
理想の睡眠時間の見つけ方
自分に合った睡眠時間は以下の方法を試すことでわかります。時間がある人はぜひ①を試されてみてください。
①5晩続けて好きなだけ眠る
可能な方は5日間、夜の睡眠を好きなだけ行ってみましょう。
1〜2日目は長い時間寝れますが、3〜4日目になると短くなり、5日目には一定の時間に落ち着きます。
その時間があなたの理想の睡眠時間になります。家事や育児、仕事で時間が取れない人は②を試してみましょう。
②1日30分ずつ睡眠時間を調整
睡眠時間を30分だけ長くし、次の日の体調をセルフチェックしましょう。
疲れが残っている、日中の眠気が収まらないなどの場合には、さらに30分伸ばします。
このように自分の体調と相談しながら少しずつ伸ばして理想の睡眠時間を伸ばしていきます。
時間はかかりますが、まとまった時間は必要ないので手軽に行えます。
質をプラスでさらに良い睡眠時間に
睡眠時間を確保できた人は質も上げることも忘れずに行いましょう。
寝室環境の質を高めたい人はこちら!
食事から質を高めたい人はこちら!
枕から質を高めたい人はこちら!
まとめ:理想の睡眠時間はそれぞれ
今回は「自分に合う理想の睡眠時間の見つけ方」についてまとめました。
夢は次のような時に見ることがわかっています。
短すぎは健康によくありませんが、実は長すぎるのも良くないことがわかっています。
睡眠時間は季節や年齢によっても影響を受けることが分かっています。
理想の睡眠時間は人それぞれです。以下の方法で見つけることができます。
年齢・季節にまで影響を受ける睡眠時間。周りの情報だけに流されず、自分に合った睡眠時間を見つけ出して快適な1日を送りましょう!
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