枕を使うと肩がこる
朝起きたら肩がこっている
枕は睡眠の質を上げますが、なんでもいい!と言うわけではありません。きちんとポイントを押さえないと肩こりの原因になります。
そこで今回は「枕での肩こりになる要因と予防法」について詳しく解説していきます。
今まさに悩んでいる!なんて人はぜひ参考にして快眠を手に入れましょう。
その肩こりの原因は枕かも
肩こりの原因には運動不足・ストレス・冷えなどがありますが、寝起きの時に一番強く感じる場合には、枕の可能性が高いです。
枕による肩こりが起こっているということは、睡眠の質も低下しているといえます。
枕が肩こりを招く理由
枕で肩こりになる一番の原因は自分に合っていないということです。これにより、以下のような影響があります。
寝姿勢の崩れ
枕が合わないと自然とうつ伏せになり、体が反る・首が変な方向に向くなどの負担がかかって肩こりにつながります。
血流の滞り
枕が合っていないと首のカーブが正しく保ず、頸椎が圧迫されてや血行不良を引き起こして肩こりにつながります。
寝返りの阻害
寝返りは眠っているとき必要な動作ですが、上手く行えないと血流の滞りや局所的な圧がかかり、肩こりの原因になります。
枕での肩こりが悪化すると…
肩こりは筋肉の緊張や血流の滞りを引き起こすため、体に様々な症状が現れます。
頭痛
頭蓋骨の筋膜にまで影響を及ぼし、緊張型頭痛を引き起こします。次のような特徴の頭痛があるときは肩こりが原因かもしれません。
・圧迫されるような痛み
・ズキズキする痛み
・鈍痛が持続的に続く
手のしびれ
手の筋肉まで緊張して神経が締めつけられます。その結果、伝達がうまく行われずにしびれを感じるようになります。
特に体に不調がないにも関わらず、手先が痺れている場合には肩こりを疑いましょう。
吐き気・めまい
脳への血流や脳に送られる平衡感覚の情報が阻害されます。その結果、脳に異常な刺激が送られて吐き気・めまいが起こります。
特に原因が見当たらないのに吐き気やめまいがする場合には肩こりを確かめましょう。
顔への影響
肩付近の顔の筋肉が緊張したり血液が滞ったりすると以下のような症状が起こる可能性があります。
・顔色が悪くなる
・むくみが生じる
・肌トラブルが起こる
・輪郭が歪む
・ほうれい線ができる
・顔面痛が起こる
肩こりに加えて、耳の後ろ・耳の下に痛みを感じる場合には顔面神経麻痺の前兆とも考えられます。
鬱の発症
筋肉の緊張が神経や血管を圧迫することで交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、自律神経失調症を引き起こす可能性があります。
その結果、だるさやイライラが起こり、日中の活動に大きな影響を与えてパフォーマンスの低下につながります。
さらに、その症状を放置し続けていると鬱を発症することもあります。首や肩の凝りは放置せずに、早急に対処することが大切です。
肩こりを悪化させる要因
枕以外にも次のような状況は肩こりを悪化させます。
スマホ・PC
スマホ・PCを長時間使用することで眼精疲労や姿勢の崩れにつながり、筋肉を硬くこわばらせます。
1時間に一度は立ち上がってストレッチをしましょう。また外の景色を眺めたり目を閉じたりして、ときどき目を休ませましょう。
睡眠不足
睡眠不足で自律神経のバランスが乱れ、血行不良や筋肉疲労で肩こりが悪化します。睡眠時間とともに質にもこだわりましょう。
快眠には寝る前の行動や寝室環境も重要です。こちらの記事がおすすめです。
ストレス
ストレスによる肩こりは、次のようなメカニズムで起こります。
①自律神経のバランスが乱れ、交感神経が優位に。
②交感神経が筋肉・血管を収縮させ、血行不良に。
③首肩周りの血流が悪くなり、筋肉疲労で肩こりに。
会社だけでなく家事・育児もストレスの要因になりやすいため、ストレスフリーで1日を終えるのは難しいです。
こちらの記事ではセルフケアについてまとめています。
枕での肩こりを予防する3つの方法
肩こりの予防には事前にできるものがたくさんあります。ここでは3つご紹介します。
食事編
次の栄養素や食材には、肩こりの予防する効果があります。
ビタミンB群・E:筋肉に栄養や酸素が運ばれ、疲れを和らげる。
マグネシウム:筋肉の収縮と弛緩を調節して和らげる。
クエン酸:筋肉の疲労回復を促す栄養素です。
血行促進:ニラ・ネギ・タラ
身体を温める:ショウガ・ニンニク
食事改善は睡眠の質を向上させるため、結果として肩こり予防にもつながります。
睡眠の質を高める食事・飲み物に関する記事はこちらです。
運動編
肩こりの原因となる「僧帽筋(そうぼうきん)」を積極的に動かすことで血行が良くなり、肩こり予防につながります。
次のようなトレーニングをしてみましょう。
・懸垂:背骨を反らし、肩甲骨を寄せるイメージ。
・体幹トレーニング:体を一直線に保つ意識。
・筋トレ:両手に重りを持ち、肩を耳に近づける。
・スクワット:全身に血がまわるようになる。
この他にも腕を振って散歩したり、肩を回すストレッチなどで意識して僧帽筋を動かしましょう。
睡眠編
自分に合った枕を選ぶことで肩こりの予防につながります。自分の体格や寝姿勢、特徴などに合わせて最適なものを選択しましょう。
枕選びにはこの記事がおすすめです。
質の良い睡眠を確保できれば、肩こりだけでなく生活の質自体も向上しますので、ぜひ力を入れてみてください。
まとめ:枕による肩こりは予防できる
今回は「枕での肩こりになる要因と予防法」についてまとめました。
肩こりを放っておくと大変なことになります。
肩こりを悪化させるようなことを無意識にしてませんか?
次の3つの方法で肩こりを予防しましょう。
ぜひ枕での肩こりを解消して、質の高い睡眠を手に入れてください。
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